Blog

2020.05.05

【訳詞】『My Blue Heaven』

◆『My Blue Heaven』(1927年)
作詞:George Whiting
作曲:Walter Donaldson

’24年、George Whitingがヴォードヴィル(=Vaudevill歌や踊り、パントマイムや漫才、曲芸などを交えたショー。のちのアメリカのバラエティー・ショー)で使う。
曲はWalter Donaldsonがビリヤード・クラブでテーブルが空くのを待っている間に書かれたそう。
’27年にジーン・オースティンがヴィクターでレコーディングしたものがヒット。以降、グレン・ミラー楽団、
ファッツ・ドミノ、ピング・クロスビーやシナトラ等たくさんの歌手にカバーされている。<参考:『ジャズ詩大全3』/村尾陸男著>

★以前ローカルなTVCMで聴いてたのですが、探せず。。。
【Blue】ってフツーに”幸せ””青い”鳥とかの「Blue」なんだなぁと読みかえしています。
エルビス・プレスリーの曲で『Blue Hawaii』ってあったり、『Something Blue』(Something Four=「何か古いもの、新しいもの、借りたもの、青いもの、そして靴の中に6ペンス銀貨を」— これらを結婚式の日に身につけると、その花嫁は幸せになれるというおまじない、の中の一つ。)ってあるけど、”青”って幸せの象徴なんだなぁとつくづく感じます。

※ヒト聴き惚れエピソードはコチラ!


〈Verse〉


一日が終わり、鳥たちが彼らの愛する小さな住処へ戻っていく
夜の帳がおりていき、恋人たちは呼び合う
世界は廻る、ただ愛によって

〈Chorus〉


ヨタカが鳴くころ夕暮れは近い
私は幸せな我が家へ急ぐ



右に曲がれば小さな白い光
それは幸せな我が家へと
私を導く



笑顔と、暖炉と、居心地の良い部屋
バラの花咲く小さな我が家



モリーと私、ベビーと3人で
私達はMy Blue Heavenで幸せさ

★Verse(ヴァース)・・・歌の前置き、前口上、導入部分。
★Chorus(コーラス)・・・Verseに対して、歌の部分。本題。

※訳詞について・・・スタンダードの歌詞を意訳しています。その為、訳詞の表現と原詩が異なる場合があります。より詩的な表現、まとまりを考慮したため、ご了承ください。 
ページの先頭へ