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2017.08.13
【ヒト聴き惚れ】『Spring Can Really Hang You Up The Most』
【ヒト聴き惚れとは】:一目惚れのように聴いた瞬間にとても心を揺さぶられたり、印象に残ること。
また、聴いたときはそう思わなくてもずっと耳に残ってたりすること。
そのように自分が感じた曲をご紹介したいと思います。
『Spring Can Really Hang You Up The Most』
知らないうちにこんなに擦り傷や切り傷ができてたり。
酔っぱらってるうちに一体どこでできたんだか、足には青タン、アザ等々。
どこでついたんだかわからない傷や痛みが、
何かの拍子に痛んだりして。
ここ1か月の自分脳内音楽プレーヤーベストテン第1位は、この曲です
Spring is here, there’s no mistaking
Robins building nests from coast to coast
My heart tries to sing
so they won’t hear it breaking
Spring can really hang you up the most
(春がくる、今年もまちがいなく
コマドリたちはあちこちで巣をつくり
私は心の痛みをごまかすように歌ってみる
春ってイヤな気持ちになるの)
多分失恋してから初めて迎えた春。
今年の春は憂鬱。。。
てな感じの歌詞ですが。
割とマイナー(???なのかな?)ジャズの曲です。
Ella Fitzgeraldの『Clap Hands,Here Comes Charlie!』という盤に収録されているのを聴いたのが初めです。
(とても聴きごたえのある面白いアルバムですよ~)
そのずっと後、たまたま有線で聴きまして。
白人女性ボーカルと、ビブラフォンかフルート(どちらかは記憶があいまい)が寄り添うステキな感じでした
私個人的なイメージとしては、
~Spring is here~の歌いだしとともに風が吹いていって、
自分の心を吹き抜けていったとき。
風が、忘れていた心の傷まで撫でていくもんだから、
”あ、実は心が痛かったんだな~”ってそこで心の痛みに気づくっていう。
時間差でじわりじわりと痛んでくるを感じながら、
耐えられなくなったときにやっと涙が出てきて。。。みたいな。
そういうのって、
知らないうちにできてた身体の切り傷とか擦り傷、
酔っぱらった夜にできた青タンとかに似てるかも?
と思いました。
心の、忘れていた痛みとかせつなさを思いださせるようなステキな曲です。
ぜひ聴いてみてください