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2016.12.18

【訳詞】『There Will Never Be Another You(君なしでは)』

◆『There Will Never Be Another You(君なしでは)』(1942年)
作曲:Harry Warren
作詞:Mack Gordon

同年映画『Iceland』や『I'll Get By』に使われたがヒットせず。
この曲が有名になったのはジャズ・ミュージシャンの演奏に使われるようになってからで、アップテンポのものが多かったそう。
'60年代からジャズ歌手に歌われるようになった。(参考:『ジャズ詩大全』村尾陸男著)
ヴァースから歌うと別れの曲、ヴァースなしで歌うと愛の歌に解釈できる曲。


★何年か前、シャンソンコンクールで神戸に行ったとき。
大会が終わって宿泊先のホテルへ向かう途中、お好み焼き屋に立ち寄りました。
不思議なところで、お好み焼きを焼いている側で数人が集まってジャムセッションをしていました。
その時に演奏されてた曲の一つにこの曲がありました。
なんとなくきゅんとした記憶があって、それがあってか?なくてか?この曲もいつの間にかレパートリーになっていました。
ヴォーカルで初めて聴いたのはキャロル・シンプソンより。


<Verse>
これが二人で踊る最後のダンス
今夜この時間はすぐに過去のことになるでしょう
私たちのお別れのとき
これだけはあなたに知ってもらいたいの


<Chorus>
これからもこんな夜を何度も繰り返すでしょう
他の誰かとここに立っているかもしれない
他の曲を歌うかもしれないし
他の秋が過ぎて
他の春が過ぎていく
でも、あなたのかわりになる人は決していないでしょう

他の誰かの唇にキスするかもしれない
でも、あなたとしたキス
あの素敵なときめきはないでしょう
私は飽きもせず繰り返し夢を見る
もしあなたのような人がいないなら
私が見るたくさんの夢が叶うことはないでしょう

※訳詞について・・・スタンダードの歌詞を意訳しています。その為、訳詞の表現と原詩が異なる場合があります。より詩的な表現、まとまりを考慮したため、ご了承ください。
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