Blog

2019.07.28

【ヒト聴き惚れ】『Got My Mojo Working』/Jimmy Smith Trio

【ヒト聴き惚れとは】:一目惚れのように聴いた瞬間にとても心を揺さぶられたり、印象に残ること。
         また、聴いたときはそう思わなくてもずっと耳に残ってたりすること。
                          そのように自分が感じた曲をご紹介したいと思います。


Got My Mojo Working』/Jimmy Smith Trio


Jimmy Smith(org)、Eddie McFadden(g)、Charles Crosby(ds)


Got my mojo working,
but it just don't work on you
I wanna love you so bad
'til I don't know what to do
(オレの魔法が効いてきた
 でもお前にだけは効かない
 お前を愛したいのに
 どうしたらいいかわからない)

 

。。。なんておっしゃってますが、
顔よし!音よし!度胸よし!
イイ男が汗かいてオルガン弾きながら、しゃがれ声でそんな風に歌われた日には
女性一同イチコロだと思いますが。。。

私もあなたのMOJOにやられたうちの一人でーすと大きく手を挙げたいです。

そのイイ男、Jimmy Smith
ハモンドオルガン奏者で、ソウル・ジャズというスタイルを確立し活躍。
従来に無いファンキーで斬新なオルガン奏法は、マイルス・デイヴィスをして「世界8番目の不思議」と言わしめるほどであったそう。
<wikiよりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%82%B9>

”MOJO”
古いロックとかブルースにその言葉が割と出てきたような。
「物や人にもともと備わっている力」が転じて、最近では「パワー・生命力」といった神秘的なものといったニュアンスで使われているそう。

もともとは、20世紀ごろブードゥー教信者が持っていた魔除けのお守り(mojo)がアメリカの黒人音楽に歌詞として取り入れられるようになったのが始まり。それがだんだん日常的な英語となりアフリカ系アメリカ人の間で使われるようになり、次第に意味を広げて多くの人に使われるようになったとのこと<参考:【スラング英語の教科書】http://creatorjapan.asia/mojo/>。


元々、この曲は代表的なブルースシンガー・マディ・ウォータースの代表曲。
Jimmy Smithだけでなく、さまざまなアーティストたちにカバーされています。
映画『キャデラック・レコード~音楽でアメリカを変えた人々の物語~』(2008年アメリカ)で彼について詳しく描かれています。

ぜひぜひ音楽の魔法にかけられてみてください

ページの先頭へ