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2016.12.11

【映画は歌う】『五線譜のラブレターDe-Lovely』(2004年アメリカ・イギリス)

『五線譜のラブレターDe-Lovely』(2004年アメリカ・イギリス)
監督:アーウィン・ウィンクラー
制作:アーウィン・ウィンクラー
 ロブ・コーワン
       チャールズ・ウィンクラー

◆ストーリー◆
数々のミュージカル・映画音楽を作曲したコール・ポーターの半生を描く。
1920年代のパリ。この地で遊学の日々を送っていたコール・ポーター(ケビン・クライン)は、社交界の集まりで、<パリで最も美しい離婚女性>と謳われたリンダ・リー(アシュレイ・ジャッド)と運命の出会いを果たす。 
デートを重ね、ウィットに富む会話を楽しむふたり。交際を始めてまもなく、ポーターは、自分の同性愛をリンダに告白するが、彼の音楽の才能と優しさに惹かれていたリンダは、そのことを少しも気にとめなかった。「独立したカップルとして、ふたりで夢をかなえましょう」。リンダの言葉に心を動かされたポーターは、彼女との結婚を決意する。
 <公式HPより>

◆キャスト◆
・コール・ポーター:ケビン・クライン
・リンダ・ポーター:アシュレイ・ジャッド


◆使用曲リスト◆
・In The Still Of The Night(夜の静けさに)/ケビン・クライン 、アシュレイ・ジャッド
・Weren't We Fools/ケビン・クライン 、ケビン・マクナリー
・Well Did You Evah!/ケビン・クライン、ケビン・マクナリー、アシュレイ・ジャッド、サンドラ・ネルソン、コーラス
・I Love Paris/ギルバート・ゴールドスタイン
・Easy To Love/ケビン・クライン
・It's De-lovely/ロビー・ウィリアムス
・What Is This Thing Called Love(恋とはなんでしょう)/ケビン・クライン、レマー
・Let's Misbehave/エルヴィス・コステロ
・Let's Do It, Let's Fall In Love/アラニス・モリセット
・True Love/アシュレイ・ジャッド、テイラー・ハミルトン
・Night and Day(夜も昼も)/ジョン・バローマン 、ケビン・クライン
・Anything Goes/キャロライン・オコナー、コーラス
・Begin The Beguine/シェリル・クロウ
・Be A Clown/ケビン・クライン、ピーター・ポリカーポー、コーラス
・I Love You/ミック・ハックネル
・Just One Of Those Things/ダイアナ・クラール
・Experiment/ケビン・クライン
・I Get A Kick Out Of You(君にこそ心ときめく)/ダイアナ・クラール
・Love For Sale(恋の売り物)/ヴィヴィアン・グリーン
・It's All Right With Me/ケビン・クライン
・Why Shouldn't I?/ニック・グリーンシールド
・Another Openin', Another Show/ララ・ファビアン
・So In Love/ケビン・クライン、ララ・ファビアン、マリオ・フラングーリス
Ev'ry Time We Say Goodbye/ナタリー・コール
・You're the Top/ケビン・クライン、コール・ポーター
・Get Out Of Town/ケビン・クライン
・Goodbye, Little Dream, Goodbye/ケビン・クライン
・Blow, Gabriel, Blow/ジョナサン・プライス、ケビン・クライン、キャスト、コーラス

”完璧な美しさだ『リンダ・ポーター・ローズ』
君と歩んだ人生の象徴だよ”

”美しいことばかりじゃなかった”

”すまない。君は僕のすべてだった”


【リンダ・ポーター・ローズ】映画の中、死の間際にベッドに横たわるリンダにコールが捧げたバラ。

”合わない2種と思われていたバラを配合して作られた”このバラを、コール・ポーターは”君と歩んだ人生の象徴だよ”と言います。
今は作られていない品種と書かれていた記事があったのですが、実際どうなんでしょう。

もう、号泣の良い映画でした。。。
リンダが亡くなるとき、声を上げて泣いてしまいました。

コールがゲイ(実際はバイセクシャル?)だと知っていても、彼の才能と人柄に惚れて成功へと導いたリンダ。
”肉体的なことはいつか分かるかもしれないと思っていた。しかし、精神的には完璧に結ばれていた”リンダを愛し続けたコール。
彼女が亡くなってから死ぬまで、コール・ポーターはもう曲を作ることはなかったそうです。

彼が手がけたミュージカル初日に、
リンダはいつもささやかなお祝いにシガレット・ケースを贈るのも印象的でした。

映画の中で、コール・ポーターの曲を歌う人たちも豪華
今は亡きナタリー・コールもリンダが亡くなる時に『Ev'ry Time We Say Goodbye』を歌っています。
この映画のサントラもあるのでぜひぜひ聴いてみてください。


個人的に『Anything goes(なんでもあり)』が好きだなあと思いました

映画の流れが、客席でコール・ポーターと演出家がおり、舞台の上で人生が繰り広げられる様がほんとうに素敵でした。
そこにも泣けてきます。

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