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 さきほど、髪を切ってもらいに行ってきました。
今回はたまに違う美容室で、と思ってはじめてのところへ。

いつも基本的にショートカットなのですが、
髪の毛がそれなりに伸びていつももっさり重たくなる頃（毛の量が多いのです）、
バシッと切ってもらうので初めて切る方は戸惑うみたいです。
”え？そんなにバッサリやっちゃってイイの？？？”みたいな。
案の定、今日担当していただいたお姉さん、最後笑顔が引きつってたようなｗ

切ってもらっている間有線からジャズが流れていて、
そこで『These Foolish Things』に出会いました。

この曲との出会いは初めてではなく、
エラ・フィッツジェラルドで何度も何度も聴いていたし、
自分もずっと歌っているので「ヒト聴き惚れ」とは言い難いです。

今日出会ったのは、
誰が歌っているのかわかりません。
ただ、ビブラートが効いた高くて上品な女性の声と、
それに寄りそう柔らかいギターの音がなんかとても心地良かったのです。

別れたあの人をこんな些細なバカな事で思い出す。
３月の風は心地良いけど、やっぱりまだ冷たい。
まだちょっぴり生々しくあの人の影が残っているような。
…そんな感じの曲です。

余談ですが、
「思い出のたね」っていう邦題がついてることをごく最近知りました。
『ポートレイト・イン・ジャズ』（村上春樹著）の中の、エラ・フィッツジェラルドを紹介するページに載ってました。
とても面白い本なのでぜひ読んでみてください。